産業プラント用ダンパ、株式会社フェロー

製品紹介

スライドゲートダンパ

スライドゲートダンパ

構造

通常運転時は単なるダクトとして使用されていますが、高濃度、付着性の強いダストの高い締切性を要求されるラインの遮断用として使用致します。

  1. ケーシング・羽根格納部・羽根・軸・昇降装置・シール及びグランド装置・駆動部より構成されます。
  2. 羽根は通常ダクト口径相当の距離を移動させ開閉(締め切り)を行います。
  3. 締切方法は、パッキンのみによるシール・押しボルトによる強制式・シールエアー投入によるシール方式・締め付けカム式などより選定できます。
  4. 羽根の開閉には重力降下を利用したワイヤロープ式・チェーンブロック式と動力を必要とするネジロット式・チェーン式・ワイヤロープ式・シリンダーロッド式等があります。

製造範囲

  1. 丸型・角型で300~10000㎜程度までの口径 及び、下記のタイプ(材質)が製造可能です。
    1) 通常タイプ 温度350℃以下
    低密閉(メタルタッチ)・高密閉(パッキン式)
    2) 高温タイプ 温度351℃~800℃
    低密閉(メタルタッチ)・高密閉(パッキン式)
    3) 耐食タイプ
    低密閉(メタルタッチ)・高密閉(パッキン式)
    (ハステロイライニングも製造可能)
    4) 耐摩耗タイプ
    低密閉(メタルタッチ)・高密閉(パッキン式)

  2. 空気式・電気式・油圧式・手動式すべて製造可能です。
  3. 羽根格納ボックス付又は羽根格納部が開放タイプのどちらも製作可能です。
スライドゲートダンパ スライドゲートダンパ

特徴

  1. ダンパ全開時の圧力損失がありません。
  2. 面間を小さくすることが出来ます。また、ダンパ開閉時に羽根がダクト側にはみ出すことはありません。
  3. 完全な開閉動作が保証できます。
    温度変化に対して、羽根をシンプルな構造とすることで、熱による歪の影響を最小限に抑えることで、開閉動作の保証を確保出来ます。また ダストの多い雰囲気でもダストを掻き分ける構造となるため、確実な排ガス遮断・開閉動作が可能です。(ただし、ダスト堆積が予測される場合、クリーニング口及びダストホッパを設置する必要があります。)
  4. 弾性シートを使用し、シールエアーを投入することで完全密閉を確保できます。
  5. 羽根開放タイプは全開時に羽根の状態が確認できます。(歪み・腐食等)をチェックできます。
スライドゲートダンパ

用途

電力用ボイラ(タービン)・焼却炉・製鉄設備全般・セメント設備・ガラス設備・石油精製設備・脱臭装置・船舶ボイラ等あらゆる業界の空気・排ガスダクト廻り

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